
株式での運用を考える際には、「パッシブ運用(インデックス投資)」で十分であり、むじろ、運用コストを考えれば、「年1%以上の信託報酬(運用コスト)を求めるアクティブ運用ファンドに対して、10分の1のコスト負担で済むインデックスファンドへの投資を優先すべし」という考え方もある。ちょうど7月16日に出たPIMCO(ピムコ)の「アセットアロケーション展望・2021年7月」で、株式については「セクターや銘柄の選択が求められる」とアクティブ運用の重要性を強調していたこともあり、改めて、アクティブ運用とパッシブ運用のパフォーマンスの違いなどを振り返ってみた。
簡便な比較になるが、国内株式の代表的なインデックスである「日経平均株価」に連動するインデックスファンド(国内株:パッシブ)と、「国内大型グロース」から日経平均連動型を除いたファンド群(国内株:アクティブ)のパフォーマンスを比較し、同じく、日本を除く先進国株式の代表的なインデックスである「MSCIコクサイ(円ベース)」に連動するインデックスファンド(先進国株:パッシブ)と「国際株式・グローバル・除く日本(為替ヘッジなし)」(先進国株:アクティブ)のパフォーマンスを比較した。2000年1月末からの推移を見てみると、国内株式はインデックスファンドが優位な展開が続くものの、先進国株式(除く日本)では、2015年5月までは、インデックスファンドよりも、それを除くアクティブファンドの方がパフォーマンスで優位にあったことがわかる。これらのパフォーマンスは、運用コスト控除後の成績で比較している。アクティブファンドが優位な時もあるということを確認しておきたい。
債券のアクティブ運用会社として世界最大級の運用資産を受託しているピムコ社は6月上旬に開催されたPIMCO短期経済予測会議では、「経済成長」、「インフレ」、「政策支援」、「パンデミック」という4つについて、第2四半期でピークを迎えるとみていた。その上で、「現時点では高い確信が持てる投資機会が少なく、バリュエーションは全般的に割高だとPIMCOではみています。こうした環境では、事態の変化や好機が訪れた時に活かせるよう、忍耐強く、ポートフォリオの流動性と機動性の維持務めることが理に適っていると考えます」と基本姿勢をまとめている。
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