球磨川第1橋りょうの復旧算出イメージ(JR九州提供)
流失した球磨川を渡る鉄橋2本の復旧に、総額の半分以上を占める約125億円を見積もった。国が想定最大流量を引き上げたことに伴い、JR九州は鉄橋の位置を従来よりも高く設定。付近のトンネルも改修する。それ以外の区間は被災前と同じ線路の高さで算出した。
肥薩線は、球磨川の氾濫などで約450カ所が被災し、八代-吉松の約87キロで不通が続く。3月22日に国土交通省と熊本県、同社による初めての復旧に向けた会議が開かれ、鉄道での復旧を目指し検討を進める方針を確認した。
不通区間の19年度の収支は約9億円の赤字だった。青柳社長は「復旧後に維持できる仕組みにならないといけない。JRだけで何とかする形では立ちゆかなくなる」と指摘。「国や県としっかり議論し、納得いく形で復旧に取り組みたい」と語った。
JRが正式に復旧費を示し、国などと協議に入ったことを受け、肥薩線利用促進・魅力発信協議会副会長の池上滝一湧水町長は「自治体も乗客を増やす方策や、駅を中心とした街づくりに取り組む必要がある。運行継続には国の支援も必須で、引き続き沿線自治体と知恵を絞りたい」と話した。
からの記事と詳細 ( 豪雨で被災の肥薩線、復旧費に235億円 流失の鉄橋2本が半分占める JR九州 | 鹿児島のニュース - 南日本新聞 )
https://ift.tt/hXH47J8
No comments:
Post a Comment