新型コロナウイルスの拡大に世界の株式市場の動揺が続き、日本を含む先進国の株価の動きを表す「MSCI ワールドインデックス(米ドルベース)」は25日時点で前月末比16.59%の下落となっている。買戻しの動きに反発することもあるが、それも続かず、先行き不透明感は強い。日本を含む先進国の株式に投資するアクティブファンドを例に、モーニングスターレーティングと下落率の関係を調べた。
モーニングスターカテゴリー「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」に属するアクティブファンド(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、及びETF除く)を対象に、20年2月末時点のモーニングスターレーティングと3月のリターン(26日まで)の関係を調べた。モーニングスターレーティングは、運用実績3年以上のファンドについて、パフォーマンスがカテゴリー内でどの程度良好であるかを5段階の星の数で示したものである。5ツ星(★★★★★)が最上位で、星の数が多いほど運用が優れていることを表す。
対象となるアクティブファンドがすべてマイナスのリターンとなり、全体の平均リターンが▲19.65%となる中、5ツ星ファンド平均は▲15.25%と、1~5ツ星の中で最も下落率が小さかった。対象ファンドが記録的な下落相場の影響を受けた中でも、5ツ星ファンドは相対的に優れた運用の効率性を支えに下落率が抑制されたと言える。
対象となるアクティブファンドの中で、3月26日までのリターンの下落率が1ケタにとどまったのは、5ツ星ファンド2本、4ツ星、3ツ星ファンド各1本のわずか4本。うち5ツ星ファンドの2本は「グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド」シリーズの「為替ヘッジなし」と「限定為替ヘッジ」であった。
「グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド」シリーズは、競争優位性と成長力に着目して選択した世界の上場企業(ハイクオリティ成長企業)の中から株価が割安と判断した銘柄に厳選して投資する。20年2月末時点の国・地域別組入比率は米国59.6%、中国17.3%、デンマーク4.7%など。業種別組入比率は、情報技術35.1%、一般消費財・サービス29.9%、コミュニケーション・サービス13.4%など。為替ヘッジなしの20年2月末時点の3年トータルリターン(年率)は17.17%とカテゴリー平均(5.14%)を12.03%上回り、カテゴリー184本中2位となっている。
武石謙作
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