清野の仕事部屋
連載中の『東京怪奇酒』では、怖い話の現場で酒を飲む。当代随一の異色漫画家にして、壇蜜の夫・清野とおる（40）。そのマスクの下の素顔とは。仕事場やネタ帳など、「清野を知るカギ」に迫る！
【清野を知る4つのカギ】
（1）仕事部屋
「2年前までアシスタントと肩を並べて仕事してましたが、最近は、リモートでお願いしております。机や道具を処分してしまったので、かなり質素になりました。
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窓からの景色はモザイク処理しておきましたが、赤羽を一望できることに魅力を感じてここを借りました。これは赤羽に越したときからの夢でした。『いつか赤羽を一望できるマンションに住んでやるぞ』と」（清野、以下同）
（2）ネタ帳
「ノートでもコピー紙でも、そのときその場にある紙に書いています。上の写真右下のネタ帳の表紙部分に、ナプキンが貼りつけられてます。これは喫茶店で案を思いついたとき、手元に紙がなかったので代用したものです。わりとよくあることです」
（3）テープ
「（代表作『東京都北区赤羽』に登場する孤高の天才アーティスト）ペイティさんの歌声が吹き込まれていて、『東京都北区赤羽』でも描いたように、本人から手渡されました」
未掲載の楽曲も多く、ペイティさんの唯一無二の息遣いを身近に感じられる。
（4）ヘビ
妻の壇蜜とは、2019年11月に結婚した。うらやましい限りだが……。
「第一印象は『本物の壇蜜だ、すげー』でした。でも内面を知れば知るほど、そこら辺にいる、気のいいおばさんやおじさんみたいで（笑）。全然気取らないんです。才能はもちろんですが、そういうところも尊敬してます。生活も質素ですし。
僕は、週の半分は赤羽の仕事部屋、残りの半分は壇さんの家に通うっていう生活です。彼女は動物をたくさん飼っていて、ネコ、鳥、ヘビ、トカゲ、茶褐色の無数の魚やナマズにナマケモノまで、いろいろです。
いちど壇さんがいないときに、ヘビをケージから逃がしちゃったことがあるんです。エサの冷凍マウスでおびき寄せたんですけど、すごい力で引っ張り合いになりました。トラウマですね（笑）」
せいのとおる
40歳 1980年3月24日生まれ 東京都出身 高校在学中の1998年、『アニキの季節』でデビュー。2008年に連載を開始した『東京都北区赤羽』が大ヒット。その後も『ウヒョッ！ 東京都北区赤羽』や『その「おこだわり」、俺にもくれよ！！』などのヒット作を連発。現在は「東京ウォーカー」（KADOKAWA）にて「東京怪奇酒」を連載中
（週刊FLASH 2020年6月2日号）
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May 31, 2020 at 09:00AM
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