JR東海(東海旅客鉄道)は、東海道新幹線の車両や駅における新型コロナウイルス感染症対策について東京駅と大井車両基地(東京都品川区)で公開した。ここまで新幹線車内の清掃や空調について書いてきたが、本稿では「新幹線に乗る前」の感染症対策についてお伝えする。
2017年から始まった東海道・山陽新幹線のネット予約/チケットレス乗車サービス「エクスプレス予約/スマートEX」なら、予約も決済もネットで完了し、駅の窓口や券売機に立ち寄らずに自動改札を通過して新幹線に乗車できる。このコロナ禍では、とてもありがたい手段だ。2019年の新幹線乗客のうち4割強がスマートEX利用者だそうで、順調に増加している。
しかし、逆に6割近くの人はいまだに駅の窓口や券売機(あるいは旅行会社の窓口)を利用していることになる。確かにコロナ以前の繁忙期、新幹線に乗るために駅の窓口や券売機には長い行列ができていた。今後また出張や旅行で新幹線の利用が増えていくなかで、窓口のカウンターや券売機で手が触れるところは、車内と同じく「目に見えない敵」が気になるところだ。
JR東海では、新幹線に乗る前のさまざまな場面で感染症対策を実施している。駅の窓口では飛沫感染防止のためにビニールカーテンを設置。1組対応が終わるたびにカウンター、クレジットカードの暗証番号を入力する端末などを拭いて消毒する。もちろんソーシャルディスタンスを示す目印を床に明示し、行列は一定間隔を保つよう促している。また、券売機や自動改札機も定期的な消毒液を使った清掃を実施している。
東京駅の券売機や改札で乗客に接するJR東海の樋之本氏は「また多くのお客さまに新幹線のご旅行をお楽しみいただきたいと思います。まずは、感染防止の取り組みをしっかり行ない、お客さま安心してご利用いただけるよう、努めてまいります」と、蓮尾氏は「お客さまに安心して快適にご利用いただけるよう、こまめな消毒やご案内に努めてまいります。お客さまのご利用をお待ちしております」と話してくれた。
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May 31, 2020 at 06:00AM
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【新幹線のフシギ】まだ半分以上が“窓口・券売機で買う派”。乗る前の新型コロナ対策は? - トラベル Watch
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