温暖な気候を生かしたビワの栽培が盛んな千葉県南房総市では、去年9月の台風15号で農園の木が倒れるなど大きな被害を受けた影響で、ことしの収穫量が例年の半分ほどに落ち込み、農家は苦境に立たされています。
南房総市では台風15号の強風で合わせておよそ100ヘクタールあるビワ農園のほとんどで木が倒れたり枝が折れたりする被害を受け、市によりますと、ことしの市内のビワの収穫量は例年の半分ほどに落ち込んだということです。
これらの被害総額は少なくとも5億3000万円に上るということです。
台風から1年たった今も倒れたビワの木が放置された農園もあり、南房総市は倒れたビワの木の撤去費用などを支援していますが、新たな苗木を植えても実をつけるまで5年以上かかることから、当面は残された木だけによる収穫になるということです。
ビワの生産農家は苦境に立たされていて、生産をやめた農家もあるということです。
南房総市富浦地区のびわ生産農家石井敬夫さん（40）は、「今まで経験したことがない大きな被害を受けました。特産のおいしいビワのともし火を消さないように復興を進めていきたい」と話していました。
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September 09, 2020 at 02:41PM
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特産のビワ 去年の台風で被害 ことしの収穫半分に 千葉 南房総 - NHK NEWS WEB
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