島津製作所は22日、液体試料の成分を調べる「液体クロマトグラフ」に組み合わせて使う質量分析計の新製品「LCMS-9050」を発売した。質量分析計は島津の売上高の1割強を占める主力製品。分析時間を従来製品の半分にしつつ、精度は1.5倍向上させた。
質量分析計は、物質を原子や分子に分けてイオン化し、その質量を量ることで成分を分析する。新製品は精度の高い分析を可能にする最先端の研究機器で、新薬を研究する製薬業界や、新素材を開発する化学業界、食品の残留農薬を調べる食品業界などへの活用を想定している。
島津はヘルスケア分野に力を入れており、がんや生活習慣病、精神疾患の診断・治療など、臨床分野でも質量分析計の活用を進めている。価格は5980万円(税別)からで、国内外で1年間に40台の販売を目指している。
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