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Tuesday, August 9, 2022

30代目前のももクロ、人生半分以上“アイドル”に同世代へうらやましさも「グループで良かった」 4人の新たな夢は「海外ツアー」|秋田魁新報電子版 - 秋田魁新報電子版

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ドキュメンタリー映画『ももいろクローバーZ ~アイドルの向こう側~〈特別上映版〉』を公開(左から)佐々木彩夏、百田夏菜子、玉井詩織、高城れに 撮影/谷脇貢(C)ORICON NewS inc.
ドキュメンタリー映画『ももいろクローバーZ ~アイドルの向こう側~〈特別上映版〉』を公開(左から)佐々木彩夏、百田夏菜子、玉井詩織、高城れに 撮影/谷脇貢(C)ORICON NewS inc.

 百田夏菜子(28)、玉井詩織(27)、佐々木彩夏(26)、高城れに(29)からなる4人組アイドルグループ・ももいろクローバーZが、結成15年目を迎えた。グループ初のドキュメンタリー映画『ももいろクローバーZ ~アイドルの向こう側~〈特別上映版〉』では、結成時、全員が10代だった彼女たちが、30代を目前にこれまで触れてこなかった“結婚観”や“今後のアイドル人生”に向き合った。ORICON NEWSでは、人生の半分以上をアイドルとして過ごし、次の“ライフステージ”への思いを共有した4人に、これまでの14年についても振り返ってもらうとともに、新たな夢について聞いた。

【動画】昔のハプニングトークで盛り上がる!ももクロインタビュー

■4人だけの座談会で知った互いの思い「結婚とかちょっと触れづらかった」

――4人のドキュメンタリー映画が公開されますが、このような作品は初めて?

【玉井】映画になるのは初めてかな?

【高城】一本の作品を撮りますって言われて密着していただいたのは初めてですね。

――改めて4人でグループについて向き合ってみていかがでしたか。

【玉井】照れくさかったよね(笑)。4人だけの座談会っていうのは恥ずかしかったです。普段よくしゃべるんですけど、こんな将来のことを話すっていうのはしないからね。

【佐々木】内容のある話しないもんね(笑)。

――新しくお互いのことを知れたようなことはありましたか?

【高城】今まで聞かれたことがなかったような質問が多くて、それこそ結婚とかちょっと触れづらかった話とかも4人で話させていただいたので、こういうふうに考えていたんだなと新たな発見はありました。

【百田】それぞれソロのインタビューもあるんですけど、その時のことは自分の以外は知らないので、みんなの思いを聞けてすごく新鮮でした。

【高城】「浪江女子発組合」(佐々木が総合プロデューサーを務めるアイドルグループ)であーりんがどんな仕事をしているのかも知らなかったので、そんな場面が見えて新鮮でした。ボス感がありましたね(笑)。

【百田】すごい先輩なんだぁって(笑)。ももクロでもしっかりしているんですけど、さらに後輩といるときのあーりんは“先輩”っていう感じ。私たちは、事務所にアイドルの先輩がいないんですが、あーりんがこうやって先輩をしっかりやっていて頼もしかったです。

■中学生から続け15年目に突入「ももクロ以前の記憶がだいぶ薄れてきてる(笑)」

――ももクロでは最年少の佐々木さんですが、事務所でのキャリアでは一番先輩という立場なんですね。佐々木さんはももクロ以外の活動も映画に収められているということですが、自分で見ていかがでしたか。

【佐々木】個人の活動にも密着していただけると思っていなかったので、紹介していただいてうれしかったですし、これが私らしさなんだなと。映画では、監督から見るメンバーそれぞれの個性が詰まっていて、客観的に見ることができました。

――ももクロは今年の5月17日に結成14周年を迎え、15年目に突入しました。みなさんは中学生から続けてこられて、人生の半分以上をももクロとして過ごしてきたということですよね。

【玉井】始めた当初は学生をしながら活動をしていたので、学校生活の延長線上みたいにやっていたんですけど、“ももクロ”ということを意識し始めたのは、学校を卒業した後に「この先ももクロ一本でやっていくんだ」と決めたときですかね。学生から社会人になるまで、ももクロの活動とともにやってきたので、半分と言われると納得もするし、でもまだ半分なんだっていう感覚もあります。

【佐々木】ももクロ以前の記憶がだいぶ薄れてきているよね(笑)

【百田】すごく濃い日々を送らせていただいている。特に学生だった6年間は毎日が濃くてあっという間といえばあっという間なんですけど、みんなが言うように長かった気もするというか…。

――学生時代を含めた青春時代をずっとももクロとして過ごしてきたみなさんですが、同世代を見てうらやましいと思ったことは?

【佐々木】クレープ屋でバイトしてみたかった(笑)

【高城】そういうのはあるね! バイトとか、部活で合宿に行くとか、そういう青春はうらやましいと思うときもありましたけど、今思うのはグループで良かったなと。ソロだったら何も味わえないけど、年齢もあまり違わないグループだったからこそ、ここで“青春”を済ませることができた。うらやましいなと思うよりは、これはこれで楽しいなという気持ちのほうが大きかったです。

■14年で忘れられない“高城事件”「ライブ中に馬跳びして肋骨を折った」

――14年間でさまざまなことがあったと思いますが、最も印象に残っている出来事はありますか?

【百田】一番衝撃的だったのは、目の前でれにちゃんが馬跳びして肋骨を折った時(笑)

【佐々木】だれも覚えてないんじゃないかってくらい昔の話じゃん(笑)

【玉井】ライブ中にふざけてて、れにちゃんに馬跳びしてみなよって言ってメンバーの馬を飛んでもらったんですけど、勢い余ってあばらから着地してしまって。

【佐々木】あとダンス中に自分のスカート踏んでコケてたこともあったね(笑)

――高城さんの事件ばかりですね(笑)

【百田】あとは、人数が変わったとき。いろんなことがガラッと変わるので、色々話し合いながらやっていって、曲とかも全部作り直したりとか。

【玉井】でも、いい経験だったなと思います。4人という人数になるのは初めてだったので、フォーメーションとかいろいろ試行錯誤しながらだったんですけど、強くなったなと思います。

【百田】普段はほんとにくだらない話とか記憶に残らない話をしているんですけど、そういうときはみんなでしっかり話し合いながら進んでいきましたね。

――今年で4人になって5年目になりました。

【玉井】まだ5年目って感じがするね…。メンバーが減るっていうのは、どうしてもマイナスに思われることも多いんですけど、4人になってから新しく経験できることもたくさんあって、それは4人になったから良かったというわけじゃなくて、まだ私たちにもいろんな可能性があるんだなと気づくことができました。

【佐々木】でも、もしメンバーが減っていなかったとしても、みんなが20代後半になって、年齢的にグループとしてのやり方だったり、曲だったり、パフォーマンスだったりは変化しないといけないタイミングだったと思います。

――大きな変化のタイミングが重なり、いまのももクロがあるわけですね。そんな大きな“変化”を経たももクロの次の夢とは何でしょうか。

【高城】みんなでもう一度海外ツアーをしたいです。動画サイトなど最近いろんなものが(海外に向けて)充実してきていて、海外からの反響も少しずつある中で、もう一度成長した私たちを見ていただきたいです!

――外国語を学んだりとかは?

【一同】おおぉぉ?(メンバーの様子をうかがいながら)

【高城】ぼちぼちとね(笑)

【玉井】ぼちぼちと頑張ります(笑)

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