プロ野球の公式戦が19日、3カ月遅れで開幕し、大阪市西区の韓国料理店「紅紅（べにべに）」には開幕を待ちわびたオリックスファンが集まった。楽天との試合が行われた京セラドーム大阪は、店から直線距離で約2・5キロ。無観客試合のためスタンドでの観戦はできなかったが、テレビに映った緊張感あふれるプレーに一喜一憂した。
オーナーがファンで、現役選手も時折来ていた同店。例年、開幕戦は約30人のファンで満席になるが、今年は新型コロナウイルスの感染対策で、常連客の予約も断って客数は半分以下に。この日は十数人が来店し、マスクを着けたまま観戦する客の姿も。木村めぐみ店長（45）は「常連さんが多く、本当は皆を入れたかったのですが」と話した。
知人と訪れた大阪市の会社員、上野学さん（47）は、年間30回程度、本拠地の試合を観戦する大ファン。この日の予約も一度は断られたが、18日に直接来店して予約をごり押ししたほどだった。「練習試合も何試合か見たが、全然緊張感が違う。やっぱりいいな」と喜んだ。
「まだか、まだか、と昔の試合を見て野球熱を上げてきた」という大阪市の大学院生、白川裕太さん（23）は「ドキドキハラハラ。ようやく野球が始まった幸せをかみしめている」と終盤まで投手戦となった試合展開を楽しみながら、声援を送っていた。【荻野公一】
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June 19, 2020 at 06:58PM
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オリックスファン集う店、うれしい悲鳴？ 予約断って客席半分以下で“開幕” - 毎日新聞 - 毎日新聞
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