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Tuesday, August 23, 2022

ツイッターは「サーバーの半分に脆弱性」…元セキュリティー責任者告発、会社側は反論 - 読売新聞オンライン

 【ニューヨーク=小林泰裕】米紙ワシントン・ポストなどは23日、米ツイッター社の元セキュリティー部門の責任者が、同社の 脆弱ぜいじゃく なセキュリティー態勢を米当局に内部告発したと報じた。

 告発したのは、同社の情報セキュリティー部門の責任者だったピーター・ザトコ氏。告発文は7月に米司法省などに提出された。ザトコ氏は1月に同社を解雇されている。

 同紙がオンラインで公開した告発文によると、ツイッター社のサーバーの半分に脆弱性があり、何千人もの従業員が利用者の個人情報にアクセスできる状況にあるという。他国の情報員が社内にいる恐れもあり、「セキュリティーに重大な欠陥があるにもかかわらず、公表しなかった」と批判。偽アカウントの数については「上層部に現状を把握しようという意欲がない」ため、「正確な数を公表していない」とした。

 ツイッター社の広報担当者は「矛盾と不正確さに満ちている。セキュリティーとプライバシーは会社全体の優先事項だ」と反論した。

 テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は23日、「偽アカウントの多さは取締役会で共有されていたが、彼らは公開しないことを選んだ」とツイートした。マスク氏は偽アカウント問題に懸念を示し、ツイッター社の買収計画を撤回。同社は買収実行を求めてマスク氏を提訴しており、告発が10月に予定されている裁判に影響する可能性もある。

 米上院司法委員会のディック・ダービン氏も告発に懸念を示しており、当局が調査する可能性もある。

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