Epic Gamesは4日(米現地時間)、『フォートナイト(Fortnite)』をApp Storeに戻し、開発者アカウント停止を差し止めるよう裁判所に申し立てたことを発表しました。
アップルとEpicが争っている発端は、Epicが8月半ばフォートナイトのアプリ内購入に自社に割安に支払える選択肢(ディレクペイメント)を追加したこと。アップルは開発者ガイドライン違反として直ちにApp Storeから削除したところ、Epicは独占禁止法に違反しているとして訴訟に打って出たしだいです。
その後アップルはEpic開発者アカウント停止を予告し、そこに他社ゲームにも使われているゲームエンジンUnreal Engine関連アカウントを含めると宣告。裁判所はひとまずフォートナイト削除の取消しを認めなかった一方、Unreal Engineアカウント停止は必要以上に第三者を巻き込む報復に近いとして差止を命じ、とりあえず両社は痛み分けのかっこうです。
さてEpicによる新たな申し立ては、これまでの主張と同じくフォートナイトを直接支払いオプションを削除しないままApp Storeに復帰を求めるもの。アップルは上記の裁判所の決定を受けて「ディレクペイメントを削除すればApp Store復帰を歓迎」の声明を出しており、両社は一歩も歩み寄らないままです。
これと並行してEpicは声明を発表。「本日、私たちは裁判所に、反トラスト法の訴訟が進行している間は、Appleの不正行為への対抗措置に対するEpicへの報復を止めるように要請いたします」とのこと。それに続けてアップルを「独占者」と呼び、彼らに対抗することは「AppleがiOSでのアプリの配信とアプリ内決済処理に課した違法な制限から消費者とデベロッパーを解放するために必要なステップです」と述べており、自らを支配からの解放者に見立てる「#FREEFOTNITE」運動に寄りそう内容となっています。
Today we asked the Court to stop Apple’s retaliation against Epic for daring to challenge its unlawful restrictions while our antitrust case proceeds. This is a necessary step to free consumers and developers from Apple’s costly, anti-competitive control. https://t.co/r2XxhitjMp
— Epic Games Newsroom (@EpicNewsroom) September 5, 2020
さらに182ページにおよぶ訴状(上記ツイート内にリンク)では、フォートナイトがApp Storeから削除されたことで、iOS版のDAU(1日当たりのアクティブユーザー)が60%以上も減少したと明らかにしています。そしてiOS版ユーザーの63%がiOS版のみプレイしており、1億1600万人以上のユーザー登録は他のプラットフォームよりも多いとして、「アップルは何百万人ものユーザーをフォートナイトコミュニティの友人や家族から切り離した」との批判に繋げています。
それほどiOSユーザーを思いやるなら、裁判所が推奨する「以前の状態(規約違反のディレクペイメントを削除)に戻してApp Storeに復帰させ、訴訟が進行している間もゲームの運営を続ける」に従う選択肢もあり得るとも思われます。
が、Epicの声明では「あまりにも長い間、デベロッパーたちはAppleの報復を恐れて声を出せずにいました。同社の直近の行動は、Appleの独占に異議を唱えれば、Appleはあなたのビジネスを破壊しようと試みることを示しています」と述べられており、当面は声を上げることがiOSユーザーを救うよりも優先されそうです。
Source:Epic Games Newsroom(Twitter),Epic Games
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September 05, 2020 at 02:00PM
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EpicがフォートナイトのApp Store復活を裁判所に申し立て。iOS版の日間アクティブユーザーは60%以上減少 - Engadget日本版
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