コロナショックで底力を見せたアクティブ型投信
初心者でも手軽に資産形成ができる商品として知られる投資信託には、大きく分けて「インデックス型」と「アクティブ型」があります。インデックス型は、日経平均株価やニューヨークダウなどの「指数に連動するように運用する商品」です。一方、アクティブ型は、「指数を上回ることを目指して運用する商品」です。私が最も残念に感じるのは、「投資信託で資産形成をするならインデックス型がベスト」と誤解している人が多いことです。
※写真はイメージです(写真=iStock.com/relif)
この誤解が広まった1番の原因は、アクティブ型の運用成績にあります。全体で見ると、インデックス型を上回る商品が圧倒的に少ないのです。大きな問題の1つはコストです。インデックス型は、指数に連動させればいいので機械的な運用ができ、コストを抑えて運用することが可能です。一方、アクティブ型は、指数を上回る成績を確保するために、運用担当者がデータを分析したり、企業訪問をしたりして運用判断を行います。それが信託報酬の違いに現れるのです。
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