高齢男性の抗体の量は若い女性の半分――。千葉大病院(千葉市中央区)が新型コロナウイルスワクチン接種を2回受けた同病院職員1774人のウイルスに対する抗体の量(抗体価)を調べたところ、年齢や性別などによってこうした傾向が見られることが分かった。同病院はさらに、どのくらいの抗体価で新型コロナに感染しにくくなるかについても追跡調査する。【秋丸生帆】
新型コロナ感染拡大を受けて同病院が今年2月に新設した「コロナワクチンセンター」が研究成果として3日に発表した。
医療従事者向けに供給された米ファイザー社製ワクチンを2回接種した同病院の21~72歳の職員1774人(男性606人、女性1168人)について、年齢や性別、生活習慣、薬の服用歴などの要素と、接種後の抗体価の関係を調べた。
この結果、1773人(99・9%)で抗体価が上昇していることが確認できた。年齢、性別ごとに見ると、21~29歳の女性の抗体価(いずれも中央値、単位はU/ml)が2340だったのに対し、60~69歳の女性は1405にとどまった。60~69歳の男性では1270と、若い女性のおよそ半分しか抗体が生成されていなかった。年齢が高くなるほど抗体価は少なくなり、さらに、男性は女性と比較して全年齢で抗体価が少なかった。
また、抗体価の多寡を左右する他の要素も示唆された。新型コロナの感染歴があるなどして接種前に抗体が確認されていた人は、接種前の抗体価が35だったが、接種後は1万2500と大幅に上昇。一方、膠原病(こうげんびょう)などに用いられる免疫抑制薬を服用していた場合、抗体価は146しか確認されなかった。また、酒を飲まない人が2110だったのに対し、毎日飲む人は1720とやや少なかった。
コロナワクチンセンター副センター長の中島裕史教授は「一般的には、特定の病気に対する抗体価はその病気に対する免疫力の強さといってもいい。現時点では、免疫抑制薬の服用などで抗体価が少ない場合でも、接種前に比べれば十分に抗体がついていると考えるべきだ」とした。一方で、「新型コロナの場合にどのくらいの抗体価があれば感染防御に対して有効かを示す指標はなく、今後追跡調査して明らかにしたい」と話している。
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