ILOの報告書によりますと、2020年時点で世界人口の47%が失業や労災時の保険、年金、障害者手当など社会保障措置の少なくとも一つを受けているのに対し、残る53%にあたるおよそ41億人は全く受けていません。
地域間の格差も顕著で、ヨーロッパや中央アジアでは84%の人が少なくとも一つの社会保障措置を受けているのに対し、アフリカでは17%にとどまっています。
新型コロナウイルスの感染拡大で先進国と発展途上国の間の格差は広がる傾向にあり、ILOのガイ・ライダー事務局長は「世界が未曾有の危機に直面する中で、社会保障の重要性が明確になった」とコメントしています。
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