ユニクロなどを展開するファーストリテイリングは2日、2030年度までに、使う素材の約半分をリサイクル品に切り替えると発表した。店舗が使う電力も全世界で再生可能エネルギー由来に切り替える。環境負荷の少ない服を提供し、持続可能なビジネスと成長の両立を図り、ブランド力向上にもつなげる狙いだ。
素材については、すでに利用しているペットボトルの再生素材に加え、レーヨンやナイロンといった化学繊維も順次、リサイクル素材を導入する。繊維大手の東レと22年に環境負荷の少ない新素材を開発する施設を設ける。
取引先企業での強制労働といった人権問題への対策として、供給網の透明化も進める。22年3月をめどに、継続して取引するすべての縫製工場を開示する予定だ。現在は主要工場のみ公表しているが対象を広げる。将来は原料まで追跡できる体制を整える。
ファーストリテイリングの柳井康治取締役は2日の記者会見で、「これまでにない服のあり方を世の中に提示し、持続可能な社会に貢献していく」と述べた。
ユニクロは21年秋冬シーズンの商品で、ポリエステル素材の約15%を回収ペットボトルから再生したリサイクル素材に切り替えた。
からの記事と詳細 ( ユニクロ、30年度までに素材の半分をリサイクル品に…「これまでにない服のあり方を提示」 - 読売新聞 )
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