2022年06月19日05時24分
ウクライナ陸軍のカルペンコ後方支援司令官は、2月に侵攻してきたロシア軍とのこれまでの戦闘の結果、ウクライナ軍の兵器の最大50%に損害が出たと明らかにした。歩兵戦闘車約1300両、戦車約400両などが失われたという。
15日付の米誌ナショナル・ディフェンスのインタビューで語った。ウクライナのメディア「ゼルカロ」が17日に伝えたところでは、ウクライナ軍の兵器の損耗が公表されるのは初めて。
東部ドンバス地方でロシア軍との激しい地上戦が続く中、あえて情報を開示することで、欧米に軍事支援の加速を促す狙いがあるとみられる。シャラポフ国防次官はこうした損失も相まって「(欧米の支援は)われわれのニーズの10~15%をカバーするにとどまっている」と訴えた。
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