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Saturday, October 8, 2022

いま注目のアクティブファンド【株式編】 - MonJa〈もんじゃ〉お金と暮らしの情報サイト

株式を投資対象とする投資信託には、株価指数に連動するように運用するインデックスファンドと、銘柄を厳選するアクティブファンドがあります。アクティブファンドは銘柄選定が重要で、ファンドマネージャーの力量によって運用成果が大きく左右されます。過去の実績から、優れたパフォーマンスが期待されるアクティブファンドを選んでみました。

  • インデックスを上回る運用成果を追求するアクティブファンド
  • インデックスファンド優勢の現在にも、優れたアクティブファンドは存在する
  • アクティブファンドを選ぶ際は、過去の運用実績やコストを確認すること

アクティブファンドとは?

投資信託は、運用の手法によって大きく2種類に分けられます。インデックスファンドは、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)、S&P500といった指数に連動する運用成果を目指す投資信託(ファンド)です。一方、アクティブファンドは、ファンドマネージャーと呼ばれる投資のプロが銘柄を選定することによって、市場平均を上回る超過収益を目指すファンドです。

優れた運用をするアクティブファンドであれば、実際に指数を上回る投資成果を出し続けることができます。しかし、アクティブファンドのすべてが優れた運用を実現しているわけではありませんし、長期的に高パフォーマンスを維持し続けるアクティブファンドはかなり限られるのが現状です。しかもアクティブファンドは銘柄選定にコストがかかるため、一般的にインデックスファンドよりも運用にかかるコストが高くなります。

アクティブファンドはインデックスに勝てないのか?

インデックスファンドより運用コストが高いのにもかかわらず、運用成績がインデックスファンドを下回るアクティブファンドの方が多い中で、あえてアクティブファンドを選ぶのなら、ファンドの運用実績をよく確認することが欠かせません。

「投資の効率」に優れたアクティブ運用の投資信託

いま注目の日本株アクティブファンド

とはいえ、中長期的に魅力的なパフォーマンスを出し続けている優れたアクティブファンドは、もちろん存在します。今回は、日本株を投資対象とするアクティブファンドの中で、注目しておきたい商品を紹介します。

日本株アクティブファンドのイメージ日本株投資ならインデックスよりも、アクティブのほうが高いパフォーマンスが期待できるかもしれない

『ひふみ投信』(レオス・キャピタルワークス)

「日本を根っこから元気にする」というコンセプトのもと、主に日本の成長企業に投資をするファンドです。財務情報などの定量評価に留まらず、経営者へのインタビューや企業訪問を通じて得られる定性評価に力を入れており、運用チーム全体で議論を重ねて投資先企業を選定します。国内の代表的な格付け会社である格付投資情報センター(R&I)が毎年実施する「R&Iファンド大賞」で何度も受賞実績があり、2022年も国内株式コア部門で優秀ファンド賞に輝きました。

また、つみたてNISAの対象商品でもあるため、長期投資に適したファンドといっていいでしょう。

ひふみ投信』の基礎情報
運用会社:レオス・キャピタルワークス
設定日:2008年9月30日
1年リターン:-12.89%
3年リターン:26.84%
設定来リターン:453.67%
純資産総額:1412.65億円
信託報酬(年率・税込):1.078%
(2022年8月末時点)

『スパークス・新・国際優良日本株ファンド(愛称:厳選投資)』(スパークス・アセット・マネジメント)

独立系運用会社であるスパークス・アセット・マネジメントの看板商品というべきアクティブファンドです。高い技術力やブランド力を持ち、世界に通用する日本企業の株式を20銘柄ほど厳選して投資します。愛称の通り、優良な日本株を厳選して投資するファンドだといえるでしょう。

運用実績も良好で、「R&Iファンド大賞2022」の国内株式コア部門において最優秀ファンド賞にも輝いています。

『One国内株オープン(愛称:自由演技)』(アセットマネジメントOne)

特定の運用スタイルに固執することなく、マクロ経済環境を注視し、その時々の投資環境に合わせて最適な投資スタイルで運用していくファンドです。多くの日本株ファンド同様、TOPIXをベンチマーク(基準)としていますが、単にTOPIXを上回るだけでなく、どのタイミングで購入しても半年以上保有していればTOPIXを上回る運用成果を追求しています。大型株だけでなく、中小型株にも投資をしている点も当ファンドの特徴といえます。

「R&Iファンド大賞2022」の国内株式コア部門で最優秀ファンド賞にも輝いており、運用実績も良好です。

One国内株オープン(愛称:自由演技)』の基礎情報
運用会社:アセットマネジメントOne
設定日:2000年8月30日
1年リターン:3.52%
3年リターン:52.59%
設定来リターン:206.35%
純資産総額:158.71億円
信託報酬(年率・税込):1.76%
(2022年8月末時点)

『東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン』(東京海上アセットマネジメント)

上場企業の中でも、経営者が実質的に主要な株主である、いわゆる「オーナー企業」を主要投資対象とするファンドです。経営者のリーダーシップに関する定性評価を重視しつつ、企業の成長性・収益性に比較して割安であると判断される銘柄を選別し組み入れています。

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン』の基礎情報
運用会社:東京海上アセットマネジメント
設定日:2013年4⽉25⽇
1年リターン:-9.71%
3年リターン:33.68%
設定来リターン:326.96%
純資産総額:689.61億円
信託報酬(年率・税込):1.584%
(2022年8月末時点)

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