秋田県林業研究研修センター(秋田市河辺)は、従来のスギに比べて花粉の飛散量が半分以下で、成長速度は1・5倍の秋田杉「秋田版エリートツリー」を開発した。花粉症対策になるのはもちろん、伐期を迎えるまでの期間短縮や、森林の若返りに伴う二酸化炭素(CO2)吸収量の増加などが期待される。種子の生産体制を確立し、2025年をめどに民間への供給を始めたい考えだ。
センターは県のオリジナル品種を開発し他地域との差別化を図ろうと、16年から秋田版エリートツリーの研究に着手した。県内18カ所にある試験林の中から、外観や強度に優れた木を選抜し、枝を挿し木して発根率や成長度合いを調査。元々の木に雄花がついた数を2年間観察するなどした。雄花の数は花粉の飛散量と比例する。
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