※iPhone & Android Phone合算、data.ai 調べ
株式会社アイビスは「モバイル無双で世界中に"ワォ!"を創り続ける」をミッションに、高度な技術力を元に挑戦を続けているベンチャー企業です。自社製品であるモバイルペイントアプリ「ibisPaint(アイビスペイント)」の開発・運営を手掛けるモバイル事業、そのモバイル開発のノウハウを横展開したIT技術者派遣/受託開発を行うソリューション事業の2つを行っています。
スマートフォンやタブレット端末での「ibisPaint」利用イメージ
2011年から提供を開始し、現在では全世界で利用される累計ダウンロード数が3.2億を超えた「ibisPaint」。指一本で本格的なイラストが描け、豊富な機能がほぼ無料で使える本アプリは、会社の主力製品として現在でも成長を続けており、特に世界中のZ世代から圧倒的な支持を得ています。直近では、AI(人工知能)を活用した機能もリリースする等、アマチュアユーザだけでなく、プロの漫画家やイラストレーター、アニメの動画制作を行う方々をも多角的にサポートしてきました。
全世界3.2億ダウンロード数をほこるモバイルペイントアプリのパイオニア「ibisPaint」、AI超解像度機能をリリース
PR TIMES
本ストーリーでは、そんな「ibisPaint」の立ち上げから現在へ至るまでの軌跡をお伝えします。
アイビスを創業し、「ibisPaint」が成長ドライバーとなるまで
創業者である神谷は、大学在学中からソフトウェア開発を手掛け、卒業後はベンチャー企業での勤務を経て起業しました。創業のきっかけとなったのは、携帯電話がインターネットにつながるiモードの登場です。起業前よりソフトウェアの知識があったことから、趣味で作った携帯電話用のゲームサイトを公開すると、すぐにヒット。そんな原体験を元に、モバイルアプリケーションの将来性を確信し、当時の会社にいた同期2人と独立、2000年に携帯電話用ソフトウェア開発の会社(有限会社アイビス)を創業しました。
株式会社アイビス代表取締役社長 神谷 栄治
しかし、一筋縄で成功したわけではありませんでした。創業して直ぐに資金繰りに窮し、浜松から地元の名古屋へ戻るなど、組織や事業の見直しを行いながら、少しずつ自社製品の開発へ着手していきます。初めてのプロダクトとして、神谷1人で開発を手掛けたフューチャーフォン用のフルブラウザアプリ「ibisBrowser」を2005年にローンチ。その3ヶ月後には、フルメーラーアプリ「ibisMail」なども手掛けるなど時代に合わせた商品開発を続けてきました。
その後、iPhoneに代表されるようなスマートフォンの登場に合わせて、アイビスでもモバイルアプリを複数リリースします。そのうちの1つが、現在まで続く「ibisPaint」でした。当時から絵を描くことができる競合アプリは様々あったものの、個人開発レベルのものが多く、かつ、作画工程を自動録画するタイムラプス機能は、当社のアプリが初めてでした。そんな中で、「ibisPaint」iPad版を有料アプリとしてリリースすると、その当日にはiPad有料アプリにおける全カテゴリのApp Storeランキングで1番になるなど大きなヒットを生み出します。人気の理由は、アプリの性能や使い勝手(UI/UX)が、非力で小さな画面のモバイルに最適化できる当社のノウハウを注ぎ込んだためです。
指一本で本格的なイラストが書ける、「ibisPaint」を開発したわけ
「ibisPaint」は、指一本で本格的なイラストが描けるモバイルペイントアプリです。現在ではパソコン並みの高機能をモバイル端末で使用でき、様々な形で自分のアイディアを形にすることがほぼ無料でできます。また、自社媒体である「ibispaint.com」というコミュニティサイトを通じてユーザ間で自分が描いたイラストを通じて交流したり、作画工程を記録してユーザ同士でアプリの操作方法を教えあうことができるなど、活用の幅を広げています。
「ibisPaint」を開発した理由としては、従来、デジタル絵を描くには、高価なパソコン・ペイントソフト・液晶タブレットの3つが必要などといったように、初期投資にかかるユーザの費用負担が大きく、特に中高生など若い世代が「やってみたい」と思っても気軽に手を出せない金銭面のハードルがありました。そこで、神谷は、いつか、スマートフォン一つで指で絵を描く日が来るだろう、と予想し、「ibisPaint」の開発に着手しました。当時は、周りの経営者仲間からはクレイジーな発想として揶揄されましたが、やっと、時代が神谷に追いついた感があり、万感の思いです。
その後、毎日、ユーザの声をTwitterなどで丹念にエゴサーチし、優先順位の高いと思われるものから機能・サービスを精力的に開発、リリースしてきました。一般的に、ペイントソフトは機能が多ければ多いほどユーザに支持されるのですが、ペイントソフトの開発には高度な数学的・物理的知識が必須であるため、難度的に高く、相応な時間がかかります。そのため、開発する機能・サービスの取捨選別は、ややもすれば、アプリが生き残れるかどうかの生命線にもなりますので、大変、気をつかって判断していました。
また、開発当初より、海外展開前提で考えており、リリース当時から日本語だけでなく、英語にも対応していました。イラストは、国籍や宗教、年齢、性別を問わないエンターテインメントコンテンツであるためです。現在では19言語に対応し、神谷の読みどおり、世界200以上の国と地域からのダウンロード数は2023年5月時点で累計3.2億を達成しました。アイビスは、「ibisPaint」を通じて、イラストによる全世界のコミュニケーションの創造を実現しています。
「ibisPaint」シリーズ累計ダウンロード数推移
AIを活用し、さらにユーザのイメージを思いのまま表現させる
直近では、AIやディープランニングなど最先端の技術も活用し、ユーザがイメージを思いのまま表現できる使いやすいアプリを目指して頻繁にアップデートし、継続的な改善と新機能を追加しています。
AIを活用した機能の一つである「AI超解像度機能」は、ディープラーニングの技術を駆使し、自身が描いたイラスト作品の高画質化をワンタップで実現します。保存された画像の画質とサイズを2倍に向上させることができるこの機能では、仕切りバーを使って適用前後の解像度の比較を容易に行うことができます。
AI超解像度機能
「AI超解像度機能」は、当社が提供する2つ目のAI(人工知能)機能であり、2017年にリリースした「AI自動色塗り機能」(線画のみのイラスト上で、タップした部分をAIが解析し、例えば人間の皮膚と判断すれば肌色を自動着色する機能)に続くものです。今後も、絵を描くことにおいてディープラーニングを活用した新たな表現や省力化に関する研究を進める予定です。
2025年末には累計5億DLを目指し、海外展開にも注力
「ibisPaint」はモバイルネイティブで気軽にお絵描きを始めたいユーザ層を開拓してきたアプリですが、今後はパソコン版にてプロ向け利用を想定したアプリケーションの開発にも取り組んでいく予定です。
「ibisPaint」Windows版
国内人口は今後も減少が見込まれるため、海外展開もより強化していきます。欧米諸国やアジアなどシェアが低い国を中心に海外へも引き続き積極的に進出し、モバイルペイント分野において圧倒的No.1の世界シェアを目指します。
パソコンとタブレット端末での「ibisPaint」利用イメージ(指だけでなく、もちろん、スタイラスペンでもイラストが描けます)
2023年3月23日に東京証券取引所グロース市場への上場を果たした当社のビジョンは、「Boost Japanese Tech to the World」。そこには、モバイルアプリを通じ、日本発のアイビスが世界でのソフトウェア産業を牽引したい、という神谷の強い「意志」と「想い」が込められています。
モバイルペイントアプリ「ibisPaint」を開発・運営する株式会社アイビス、経営理念をリニューアル
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【会社概要】
株式会社アイビス
本社所在地:名古屋市中村区名駅三丁目17番34号
代表取締役社長:神谷 栄治
事業内容: ソフトウェア開発業
設立: 2000年5月11日
からの記事と詳細 ( 2022年、日本企業発のアプリとして、世界のアクティブ・ユーザ数 ... - PR TIMES )
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