最近、注目を集めつつある投資信託がある。米国のキャピタル・インターナショナルが運用する「キャピタル世界株式ファンド」(DC年金つみたて専用)だ。世界株に投資するアクティブファンドで新NISAのつみたて投資枠の対象。過去5年の騰落率は100.99%だ。同社は1931年に設立された米国の運用会社。WTWのデータによると、グループの運用資産は2022年時点で2.7兆ドル(約405兆円)に上り、世界7位の規模を誇る。
一方、世界株ファンドで投資家に圧倒的な人気があるインデックスファンドはeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、通称「オルカン」。5年の騰落率は91.68%でキャピタルのファンドのほうが若干上回る。「アクティブファンドはインデックスファンドに勝てない」と言われているが、アクティブファンドの中にも優秀なファンドはある。
日本株ではさらに差が広がる。新NISAのつみたて投資枠の対象ファンドで探してみると、アクティブ型で5年の騰落率トップは三井住友DSアセットマネジメントの「大和住銀DC国内株式ファンド」で5年の騰落率は93.71%。これに対して日経225に連動するインデックスファンドの5年騰落率は50%程度。資産を増やすにはアクティブファンドにも目を向けるべきかもしれない。
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