富士見の太陽光発電 送電銅線が盗難被害 半分のパネル、発電できず - 信濃毎日新聞

　諏訪郡富士見町落合の大規模太陽光発電所（メガソーラー）で２月下旬、送電用の銅線ケーブルが約３キロにわたって切断され、大半が持ち去られる被害が発生していたことが５日、分かった。管理小屋にあった備品の一部もなくなっており、町は茅野署に被害届を出した。被害総額は少なくとも１４００万円以上で、現在、約半分のパネルで発電ができない状態という。

　施設は町が出資する富士見メガソーラー株式会社が管理し、２０１３年１１月から稼働。発電状況などから、被害に遭ったのは２月２１日夜から２３日朝までの間とみられる。持ち去られたケーブルは埋設部分も露出部分もあったという。管理小屋のパソコン１台、草刈り機の充電器１台もなくなっていた。周囲に防犯カメラは設置していなかった。町は転売目的とみている。

　町は３月末までに復旧させる方針。名取重治町長は「損害が発生したことは申し訳ない。復旧後に防犯対策も講じたい」と話している。

（3月6日）

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