LC500/500h 北米でマイナーチェンジ
北米トヨタは、レクサスのクーペ「LC500」「LC500h」の2021年モデルを発表した。ドライバーとマシンの一体感を強固にする改良が加えられたという。
【写真】北米レクサス LC500/LC500h(2021年モデル)【画像集】 (53枚)
2021年モデル(北米仕様)の改良は、足まわりのバネ下重量を絞ることから始まった。
アルミ製のロア・アーム、軽量スタビライザー(中空構造/直径変更)、高強度スプリング素材、21インチの軽量リア・ホイールを採用し、合計約10kgを削ぎ落とす。
そのうえで、サスペンションのストロークを滑らか、且つソフトにし、乗り手と路面の繋がりをレベルアップさせた。
具体的には、フロントの電子制御アブソーバーのストローク量を増やし、ストッパーの特性を最適化。これによりサスペンション全体としての動きをスムースにしている。
さらに、リア・スタビライザーの強度を高めることでフロントの回頭性をアップ。ステアリング操作への反応が高まり、ハンドリング性能を向上させた。
アクティブ・コーナリング・アシストとは
また、中・高速域の走りの質を高めるビークル・スタビリティ・コントロールについては、「ACA」(アクティブ・コーナリング・アシスト)を追加。
これは、コーナリング時にイン側のタイヤのブレーキを作動させることで旋回性を高めるシステムとなっている。
デザイン面では、北米向けの外装色ラインナップに、カドミウム・オレンジ、ノリ・グリーン・パールを追加。新意匠の20インチ鍛造ホイールはダーク・グラファイト仕上げとした。
内装については、選択肢を一部見直し、フレア・レッドのレザーを設定。また、インフォテインメント・システムがアンドロイド・オートに対応した。
ガソリン、ハイブリッド それぞれの改良も
パワートレインに関しては、ガソリン車(LC500)の10速ダイレクトシフトATの変速制御を変更。
デイリーユースで使用する領域、スロットル開度50~70%のエリアについて、変速時の加速感を向上させている。
ハイブリッド車(LC500h)については、マルチステージ・ハイブリッド・システムのダウンシフト制御を変更。
ヘアピン状のコーナリングなどで加速性能をアップし、スムースな変速を実現。具体的には、これまで3速に落としていたところを2速までシフトダウンするようにした。
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