2020年は最初の国勢調査が実施されてから100年目の年。100年前と比べて、人口が2倍以上になり、寿命も2倍になり、高齢化が進んだ。日本のこの先は?
5年に1度の国勢調査は、国内に住むすべての人や世帯を対象に、世帯人数や年齢、就業状況などを調べる、最も重要な政府統計の一つ。2020年は1920年(大正9年)に第1回調査が実施されてから丁度100年目にあたる。
第1回の調査時は、テレビやラジオもない時代、全国津々浦々まで国勢調査の意味や意義を告知し、調査票を漏れなく回収するにはどれほどの苦労があったことだろう。かたや、2020年はコロナウイルス感染症の拡大という難題が持ち上がっている。総務省は前回調査時から、スマートフォンなどを通じたオンライン回答を本格導入。今回はオンライン回答率を50%(前回36.9%)に引き上げる目標を掲げ、調査員による回収は極力、減らす方針だという。
2020年の調査はこれからだが、現在、手に入る類似のデータで100年前と比べてみた。この100年で人口は2倍以上、世帯数は4.5倍となり、狭い国土に人や家々がひしめく「密」な状態となった。その一方で、1世帯あたりの人員は2分の1となり、にぎやかな大家族は減っている。15歳未満の人口割合は3分の1となり、合計特殊出生率は4分の1。少ない人数で次の時代を担っていく世代に、私たちは何を残せるのだろうか。
「1920年」のデータは総務省作成「統計でみるあの時といま」から引用。
「現在」のデータの出所は、人口・人口割合・外国人数=(2019年10月1日現在の人口推計/総務省)、世帯数・世帯人口(2016年国民生活基礎調査/厚生労働省)、合計特殊出生率・平均寿命(2018年/厚生労働省)、年平均気温(2019年/気象庁)
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May 19, 2020 at 08:41AM
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100年前の日本 : 人口は今の半分、寿命も半分 - Nippon.com
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