新型コロナウイルスの感染拡大により運航を見合わせていた岐阜市の「長良川鵜飼（うかい）」の観覧船が15日夜、今年初めて運航した。鵜飼い漁は5月22日に始まり、観覧船も6月13日から運航する予定だったが、雨による増水の影響でさらに遅れた「鵜飼い開き」となった。
昨年5月11日の鵜飼い開きには1000人を超える乗船客がいたが、この日は3隻11人が乗船。新型ウイルスの感染防止策として、定員を通常の半分に制限し、船内での飲食も禁止した。乗船客は午後6時半ごろから、船側が用意した体調チェックシートを記入し検温、手の消毒をした。
この日は川の水位の関係で、鵜匠（うしょう）らと共に川を下る「狩り下り」ではなく、停泊した観覧船から鵜飼い漁を見守る「引き見せ」が行われた。名古屋市から訪れたアルバイトの松下奈津実さん（33）は「初めて見たが、とてもきれいだった。同乗者が少なかった分、鵜匠の技がよく見え、周囲との間隔も取れたのでありがたかった」と笑顔だった。【横田伸治】
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June 17, 2020 at 07:33AM
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「長良川鵜飼」観覧船 定員半分、飲食禁止で今年の運行始まる - 毎日新聞 - 毎日新聞
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