道交法改正によって実現
マツダ・スピリット・アップグレードは2020年11月に行われた道路運送車両法の改正で販売済み車両の機能をソフトウェアのアップデートで向上させることが可能になったことを受けて始まったサービス。 第1弾では、eアクティブXエンジン及び変速機の制御を変更することでアクセレレーターの操作に対する応答性とコントロール性を高めるとともに、高速道路や自動車専用道路の渋滞時にアクセレレーターとブレーキ、さらにステアリングの操作をアシストする「クルージング&トラフィック・サポート」やアクティブ・クルーズコントロールの性能と操作性を高めている。
ソフトの書き換えだけで14psアップ!
第2弾の「マツダ・スピリット・アップグレードD1.1」は、マツダ3とCX-30の初期型の1.8リッター・ディーゼルが対象。エンジン制御の更新により燃費性能を維持しながら最高出力を130psへ14ps向上させた。さらにアクセレレーターの操作に対するレスポンスやコントロール性をアップ。発進時はもちろん、合流や追い越しなど3000rpm付近からの加速でも力強い、最新モデルと同等の性能が得られるようになるという。 このアップデートは、マツダ3は2020年11月、CX-30は2020年12月に実施された改良に準じる内容となっている。対象車は、マツダ3が2019年4月2日~2020年11月3日、CX-30が2019年8月6日~2020年11月30日に製造された車両となる。 第1弾が無償だったのに対し、今回のアップデートは有償で、価格は4万6200円+工賃となっている。 文=関 耕一郎 (ENGINE WEBオリジナル)
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