阪神ドラフト1位・森木(高知)が8日、キャンプ2度目のブルペン入りで早くも“最速150キロ”に達した。トラックマンを設置したレーンで30球を投げ、最速149・5キロを計測。平田2軍監督に「150キロぐらい出てたんでしょ?素晴らしい」と大台を認定された。プロ入り後の球速計測は今回が初めて。安芸組では、もちろん最速だ。
「自分の中ではまだまだ(状態を)上げていけると思う。(今は)いい感じかな…ぐらいです」。体のバランスを意識し、力の入れ具合も8~9割。変化球もカーブとスライダーを2球ずつ解禁し、調整を進めた。
安藤2軍投手コーチは「考えていた時期よりは遅くなるかな」と早ければキャンプ最終盤に1イニング限定を想定していた実戦登板を見送る方針を示した。本人も「キャンプが終わってからの試合に合わせていこうと思う。今はまだ50%ぐらい」と現在地を確認。まだ半分の仕上がり。可能性は底知れない。(石崎 祥平)
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