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Saturday, March 26, 2022

「爪は半分くらい割れていた」星稜マーガード それでも6回1失点で背番号1の責任果たす - スポニチアネックス Sponichi Annex

第94回選抜高校野球大会第8日第1試合 2回戦   星稜6―2大垣日大 ( 2022年3月27日    甲子園 )

<星稜・大垣日大>星稜先発・マーガードのピッチング(撮影・成瀬 徹)
Photo By スポニチ

 星稜のエース・マーガード真偉輝(まいき)キアン(3年)が大垣日大戦で先発。右手の爪が初戦の天理戦で割れていたため、状態が心配されたが、「立ち上がりから流れを持って行けるように力をいれた」と初回から自己最速タイの141キロをマーク。重い球と手元で動く変化球で、6回5安打1失点とエースとしての責任を果たした。

 「爪は半分くらい割れていた。でもマニキュアで固めたし、痛みも違和感もなかった。初戦のあと、投球練習はしなかったけど、もともとあまりピッチングをするタイプではないから不安もなかった」

 米国人の父を持つマーガードは沖縄・沖縄市出身で、中学では宜野湾ポニーズに所属。オリックス宮城の後輩にあたる。中3でU15日本代表に選ばれ、19年11月のアジアチャレンジマッチでは胴上げ投手に輝いた。ヤクルト奥川に憧れて星稜に進学。プロで活躍する2投手の系譜を追う186センチの大型右腕は今大会でプロ注目の投手となった。

 「春のベスト4はないので、壁を越えて、日本一になりたい」。途中交代も次をにらんでのもの。悲願の頂点に投げ続ける決意だ。

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