メリンダ・フレンチ・ゲイツ。
Bill & Melinda Gates Foundation
- メリンダ・フレンチ・ゲイツは、彼女と同じ億万長者たちに、もっと自分の財産を寄付するよう促している。
- 「もしあなたが幸運にも億万長者なら、私を信じてほしい。財産の半分を寄付しても大丈夫」と彼女はCBSに語った。
- フレンチ・ゲイツは、自分の財産の半分以上の寄付を誓う啓蒙活動ギビング・プレッジの共同設立者である。
メリンダ・フレンチ・ゲイツ(Melinda French Gates)は、億万長者たちに「あなたのお金を寄付しよう」というメッセージを送っている。
フレンチ・ゲイツは、2022年3月3日に放送されたCBSモーニングス(CBS Mornings)のガイル・キング(Gayle King)とのインタビューで、慈善活動への取り組みについて語った。これは2021年8月にマイクロソフト(Microsoft)の創業者ビル・ゲイツ(Bill Gates)と正式に離婚したことが広く知られてから初のテレビインタビューだった。
「もしあなたが、幸運にも億万長者になれたなら、私を信じてほしい。その半分を手放しても、あなたの人生は変わらない」と彼女は語った。
そして、「何らかの理由で富が手に入ったなら、それを社会に還元し、自分が変わり、他人を引き上げるような社会にすべきだ」と彼女は付け加えた。
元夫のビル・ゲイツは30年近く世界有数の富豪の一人であり、離婚後、フレンチ・ゲイツも億万長者になった。ブルームバーグ・ビリオネア・インデックスによると、彼女の純資産は現在115億ドル(約1兆3200億円)だ。
フレンチ・ゲイツは現在もビル&メリンダ・ゲイツ財団(Bill & Melinda Gates Foundation)の共同議長を務めている。この慈善団体は、貧困や病気との闘いに焦点を当て、1994年以来、600億ドル(約6兆9000億円)以上の寄付をしている。そして、彼女自身の会社ピヴォタル・ベンチャーズ(Pivotal Ventures)では、投資や慈善活動を通じて女性や家庭問題への資金援助に力を入れている。
57歳の彼女はまた、自分の財産の大部分を寄付することを約束している。2010年、彼女はゲイツやウォーレン・バフェット(Warren Buffett)とともに、寄付啓蒙活動団体のギビング・プレッジ(Giving Pledge)を設立した。この活動では、参加者が生前または死んだ後に、自分の財産の少なくとも半分の寄付を約束することを求めており、マッケンジー・スコット(MacKenzie Scott)、イーロン・マスク(Elon Musk)、マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)を初め、これまでに200人以上が賛同して署名している。
ゲイツとの離婚を受け、フレンチ・ゲイツは新たに誓約を発表した。それはテレビでガイル・キングに語ったコメントと同じ内容のものだった。
「あなたの家族が必要としてないお金を寄付することは、特に崇高な行為ではない」と彼女は書いている。
「これほど多くの富が個人の手に集中することは不条理だと認識している。私はこれだけの財産を持つ者の責任のある唯一の行動は、できる限り思慮深く、影響力を持ってそれを寄付することだと信じている」
ウォール・ストリート・ジャーナルが2022年3月初めに報じたところによると、ゲイツ夫妻が当初のギビング・プレッジで約束していたように、フレンチ・ゲイツは、彼女の財産の大半をゲイツ財団にではなく、複数の慈善団体に分散して寄付するつもりだという。
(翻訳:大場真由子、編集:Toshihiko Inoue)
からの記事と詳細 ( 「財産の半分を寄付して。それでもあなたの人生は変わらない」…メリンダ・ゲイツが億万長者に向けて - Business Insider Japan )
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