キヤノンは23日、X線撮影装置で撮影した画像のノイズを低減する画像処理技術を開発したと発表した。ディープラーニング（深層学習）を活用した独自の人工知能（AI）技術で、従来のノイズ低減処理に比べて最大で5割のノイズを低減できる。今後同社製のX線撮影装置のソフトウエア向けにオプションとして販売していく。
X線画像のノイズを低減する画像処理技術「Intelligent NR」を新たに開発した。キヤノン製のX線撮影装置で撮影した画像を表示するソフト向けのオプションとして販売する。これまで蓄積してきた臨床画像から約3000枚の X 線画像を選び、撮影部位ごとにノイズの特徴を機械学習した。画質を維持しながら、不要なノイズを効率的に除くことができるようになった。
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