海と陸の間に位置する砂浜は、双方の環境をつなぐ生態系にとって大切なスポットだ。
「オカヤドカリ」も、そんな砂浜と密接に生きる生き物の一種。名前の通り、陸上での生活に適応したヤドカリだ。海辺に暮らしているが、水の中は得意ではない。
金澤遼さん(27)は沖縄県糸満市の海岸で、そんなオカヤドカリの仲間「ムラサキオカヤドカリ」に出会った。驚いたのは、背中の住まい。貝殻ではなく、赤い色をしたプラスチック製のキャップのようなものを背負っていた。
「人工物を背負ったヤドカリがいるのは聞いたことがあったが、見たのは初めてだった」と金澤さん。貝殻を背負ったほかのムラサキオカヤドカリに比べると、白い砂浜の上では目立つ上に、体が抜けやすそうにも見えたという。
世界では比較的、国土の小さな日本だが、海岸線の総延長は約3万5千キロと、実は世界で6番目の長さを持つ。砂浜などの海岸の自然環境は、観光資源や防災面でも重要な役割を果たしてきた。
だが世界の砂浜は今、危機的…
からの記事と詳細 ( プラごみ背負うヤドカリ 世界の砂浜、今世紀末に半分が消失の可能性 - 朝日新聞デジタル )
https://ift.tt/61ITqtS
No comments:
Post a Comment