達成で内容充実、時間も長く
コロナ禍の町民を元気づけようと、宝達志水町の有志が十一月十九日に計画する宝達志水大花火の資金集めが難航している。町民の町民による町民のための花火を掲げ、町内外から八百万円を目標にクラウドファンディング(インターネットでの資金調達)を始めたが、期限の九月末まであと一カ月近くに迫っても半分に達していない。実行委員会事務局長の東間区長、井田昭雄さん(71)は「全国から協力を得て成功させたいが、苦しい」と訴える。(松村裕子)二十二日現在、使途指定のふるさと納税も含め、二百四人から四百七十五万円が集まった。返礼品などの経費を除くと二百九十七万円で四割に満たない。
実行委員会は対策として八月中にフェイスブックをつくり、寄付額の推移や計画する花火などを細かく紹介して関心を高めることに。町内に全戸配布し当日会場で配るちらしに寄付者の名簿を載せ、クラウドファンディングの返礼品がない町民にも利点をつくる。
事務局員は「多くの町民に千円とか少しずつ協力してもらうのが理想。クラウドファンディングの手続きが分からなければ、役場に持参して」と呼びかける。
目標額に達すれば、予定するオペラ「トゥーランドット」に合わせた音楽スターマインは三分半。町のキャラクターほっぴーさんやご当地グルメのオムライスの花火は三発を打ち上げる。音楽スターマインは長く楽しめ、方向によって線にしか見えないほっぴーさんなどは形が見える確率が高まる。
打ち上げを担当する能登煙火(東間)の嵯峨井大民(ひろたみ)社長(55)は「これまで培った技術を町民に見せ、町内外の人に町の良さをアピールしたい」と目標額での打ち上げを切望する。
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