イギリスの人気俳優のティルダ・スウィントンが9月6日、髪色を鮮やかなネオンイエローに染め、イタリアで開催されているヴェネチア国際映画祭に登場した。
個性的な髪色にしたのは、ウクライナへの連帯を示すためだったといい、ネット上で話題になっている。
青の衣装の日も
スウィントンは主演作の『The Eternal Daughter』(原題)のプレミア上映にあわせてヴェネチア国際映画祭に参加。
これまでもモヒカンヘアなど様々なショートヘアスタイルにし話題をさらってきたスウィントンは、今回ホワイトヘアの毛先をネオンイエローに染めている。
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Varietyによると、記者会見であるジャーナリストが、スウィントンの新しいヘアスタイルについて言及した。するとスウィントンは、「ウクライナの国旗の半分を身につけられるのは光栄なこと」だと答えたという。
ウクライナの国旗は青・黄の二色旗で、このうちの「黄」をヘアスタイルで表現。映画祭では「青」の衣装を着ている時もあり、スウィントンは全身を使ってウクライナへの連帯を示したことになる。
ヨーロッパの著名国際映画祭をめぐっては、5月にフランスのカンヌ国際映画祭のレッドカーペットにトップレスの女性が乱入し、大きく報道された。女性は、青と黄の2色のペイントと、「Stop raping us(私たちをレイプするな)」と抗議のメッセージを身体につづっていた。女性が乱入したのは、スウィントンが出演する『Three Thousand Years Of Longing』(原題)の上映日でもあった。
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ティルダ・スウィントンはどんな人?
ティルダ・スウィントンは1960年イギリス生まれの俳優で、2007年公開の『フィクサー』でアカデミー助演女優賞を受賞。『ナルニア国物語』シリーズの白い魔女役や、マーベル・スタジオのヒーロー映画『ドクター・ストレンジ』のエンシェント・ワン役などで知られる。
2021年にファッション誌『VOGUE』のインタビューに答えた時には、「私はいつも、自分がクィアであると感じていました」と話している。
2020年のヴェネチア国際映画祭では、トークセッションの中で、ベルリン国際映画祭が男優賞と女優賞の区別を撤廃したことに言及し、「非常に賢明なもの」だと賛同した上で、「あらゆる人たちがこの動きに倣っていくであろうことは必然だ」との考えを語った。
ひとりひとりが、サステナブルな地球環境の中で、自分らしく生きていくためにーー。
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