前回、自分年金で2000万円を目指す戦略を立てる上で、安定型のインデックス型についての戦略とおすすめ銘柄を専門家に解説してもらった。
今回は、より攻撃的に資産を増やせるアクティブ型ファンドにおける戦略を聞いてみたい。
アクティブ型・個人投資家の戦略
「中長期的な成績や流出入額などもチェックしますが、最重要視しているのは、ファンドの運用理念や哲学がはっきりしていて共感できるか否かなど、“顔が見える”ファンドを選ぶことです」
そう語るのは個人投資家のShimoyama氏。インデックス型は指標との連動を目指すために数多くの企業に〝薄く広く〟投資するのが基本だが、彼が積み立てを行うアクティブ型はファンドマネジャーが選び抜いた数十社の株への長期投資を行う“厳選投資型”の投信が多数を占めている。
運用哲学に共感できるファンドを厳選して投資
「運用の鍵を握るファンドマネジャーが経営者との面談や調査を経ながら〝いい企業=価値が高まる企業〟を厳選して運用するファンドに資金を託したほうが、まんべんなく投資するよりも社会全体プラスになると思うし、結果として投資家にもリターンがしっかり返ってくる公算が高いと考えています」
こうした視点で投信を選ぶようになった結果「おかげさまで悪くないリターンを得られ続けている」というShimoyama氏。ファンドの理念を見定めるべく、現在も運用会社が投資家向けに開催する報告・説明会には積極的に足を運んでいるという。「運用はプロにお任せ」が投信の基本だが、こうした密なコミュニケーション、納得してお金を託せるだけの信頼も積み立てを成功させる重要な要素なのだ。
「つみたてNISA」を使うならアクティブ型はこれを選べ!
これから運用を始めるなら、運用利益や分配金が非課税になる「つみたてNISA」も活用したいところだ。
「現在は『手数料の安さ』『運用の安定性』など条件を満たしたインデックス型148本、アクティブ型18本(11月27日時点)が金融庁によって対象商品に選ばれています。どちらも選ぶ際のポイントはここまで見てきた方法と変わりません」(マネーコンサルタントの頼藤太希氏)
そこで、識者が語った条件に比較的マッチするつみたてNISA対象のアクティブ型を5つ厳選。ぜひ運用の参考にしてほしい。
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February 14, 2020 at 01:32PM
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