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Sunday, February 16, 2020

投信1本当たり残高、アクティブ・パッシブで明暗―米国でも顕著に(モーニングスター) - Yahoo!ニュース

 国内投信でパッシブファンド1本当たりの純資産残高が拡大基調を続けている。国内公募追加型株式投信(ETF除く)のうちパッシブ1本当たりの残高は、1月末時点で144億円と3年前に比べて19%増加した。アクティブ1本当たりの残高が117億円と、同期間に2%増とほぼ横ばいだったのとは対照的だ。

 1本当たりの残高の推移を見ることで、本数の増加に対して残高も伸びているかを知ることができる。パッシブの1本当たりの残高が増えているのは、ファンドの本数の増加率よりも残高の増加率が上回っているためだ。1月末時点のパッシブの本数は787本、残高は11兆3663億円となり、過去3年間の増加率はそれぞれ19%、42%と、本数も伸びているが残高の伸びの方がさらに大きい。

 対照的にアクティブは同月末時点の本数が4575本、残高が53兆7433億円となり、過去3年間の増加率はそれぞれ1%、4%と、本数も残高も伸び悩んでいる状況だ。残高はパッシブがアクティブの約5分の1だが、1本当たりの残高ではアクティブを上回っており、効率的に資金を集めていると言える。

 パッシブで3年前に比べて1本当たりの残高が増えたカテゴリーを見ると、「国際株式・グローバル・除く日本(為替ヘッジなし)」(157億円から265億円に増加)、「国際債券・グローバル・除く日本(為替ヘッジあり)」(19億円から137億円に増加)など幅広く分散するタイプで、ポートフォリオのコアとなるような資産で増加が目立っている。その中でも、残高上位ファンドを見ると、「<購入・換金手数料なし>ニッセイ 外国株式インデックスファンド」や「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」など一般向けで着実に資金を積み上げるファンドがあるほか、確定拠出年金専用ファンドやファンドラップ専用ファンドも多く、幅広くパッシブへ資金が流入している。

 1本当たりの残高の伸びがより顕著となっているのが、パッシブの台頭がいち早く始まった米国だ。米国のオープンエンドファンド(ETF除く)のパッシブ1本当たりの残高は1月末時点で78億ドル(約8508億円)と、3年前に比べて53%増加。対してアクティブの増加率は28%にとどまる。パッシブは本数の伸び5%に対して残高の伸びが61%と圧倒的に高い。

 米国では新設ファンドが多くの資金を集める状況ではなく、パッシブ最大手のバンガードなど設定が比較的古いファンドに資金が集中し、1本当たりの残高の伸びが高まっている。

坂本浩明

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