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Saturday, July 4, 2020

テスラ、故障相次ぐタッチスクリーンの保証期間を半分の2年に短縮。新型MCUも2年保証に - Engadget日本版

Tesla

テスラの電気自動車といえば象徴的なのがシンプルなインパネとセンターコンソールに鎮座する巨大なタッチスクリーン。しかしそのタッチスクリーンは故障が多く発生しており、6月23日には米道路交通安全局(NHTSA)はテスラModel S約6万3000台を対象に調査を行うと発表しています。そして今週、テスラはこのタッチスクリーンの保証期間を4年または5万マイル(約8万km)から、2年または2万5000マイル(約4万km)に変更しました。

普通の自動車なら車両に関する操作や快適装備、インフォテインメントなどのために、センターコンソールにたくさんのスイッチやボタンを配置しています。一方テスラ車は、それらを1枚のタッチスクリーンに集約し、他社にはないシンプルなダッシュボードを実現、スクリーン上でテレビゲームまでプレイ可能にしています。

ところが、一部のテスラオーナーは、タッチスクリーンが購入後数年でどんどん反応が鈍くなり、起動するのに何分も待たされたり、画面がフリーズして再起動せざるを得なくなる問題に出くわしました。最終的にはメディアコントロールユニット(MCU)が全く機能しなくなるケースも報告されています。

この問題の原因は、MCUがストレージとして内蔵する容量8GBのeMMCフラッシュメモリーが、書き換え上限回数まで上書きされてしまうのが原因だとされており、年季の入ってきた初期モデルのテスラ車に多く発生しています。テスラはこのMCUを2018年モデルのModel SおよびModel Xまで採用しています。

これまで、テスラはMCUが4年の保証期間のあいだに故障した場合は、同じ4年保証がついた新品または再生品MCUに交換していました。しかし先週、テスラはウェブサイトのMCU保証規定を更新し、保証期間を半分に短縮したことが自動車情報サイトElectrekによって伝えられています(記事執筆時点では日本のウェブサイトでも2年または4万km表記になっています)。Electrekはこの保証期間短縮が、2500ドルでアップグレード提供されはじめた”MCU2”にも適用されているようだと述べています。なお、MCU2でもeMMCの問題は未解決と言われています。ただeMMCの容量は大きくなっており、不具合が出るまでの期間も長くなっているかもしれません。

テスラは最近、MCU1搭載車に完全自動運転機能(Full Self Driving:FSD)搭載コンピューターのオプション提供をし始めたところですが、このオプションを導入した後の車両でMCUの不具合報告が多くあがっているとされます。

イーロン・マスクCEOは当初は破格(?)の5000ドルで提供していたFSDオプションの価格をじわじわとつり上げてテスラオーナーに早期購入を迫っています。しかし、FSD導入を検討しているテスラオーナーは、まずはMCU1の不具合が解決されるか、MCU2への交換を終えてからFSDを考えるほうが、安全の観点からも正しい判断と言えそう。まずはNHTSAの調査結果を待ちたいところです。

ちなみにテスラは日本で販売するテスラ車に、延長保証サービスとして4年または8万kmの保証期間を8年または16万kmに延長するプランを提供していましたが、最近になってこれを廃止しています。またMCUの交換にはおよそ30万円がかかると言われています。また日本車の場合、新車の一般保証期間は3年または6万km、特別保証で5年または10万kmとなっています。

source:Electrek

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