東京五輪世代で唯一A代表に選出されているDF冨安健洋(22=ボローニャ)が27日、オンライン取材に応じ、韓国戦で負傷した口について状況を報告した。

25日の日韓戦で、韓国選手の左腕が顔に直撃し、口を押さえて転倒。流血も確認されていた。

試合後に応急処置を受けたという冨安は「全然大丈夫。見た目は戻りました」と苦笑い。「歯が半分折れてしまったが、練習も試合もいける。もともと痛くはなかったので、見た目が戻ればいい」と続けた。

相手選手についても「反応からしてもわざとじゃないなと感じていた。僕も手を使って、相手をコントロールするのはやっているところ。駆け引きの部分で(僕が)腕をつかって、それを払おうとした(相手の)腕が歯にたまたま当たってしまったと思っている。試合後にすぐメッセージで『ごめんね』ときたし、気にしていない。あることだと思う」と冷静な対応に終始した。

東京五輪世代とあり、26日のU-24代表のアルゼンチン戦についても言及。「アルゼンチンは最初から最後までしっかり動けていて、シンプルに強いなと感じた。日本選手もしっかり頑張って、結果を残そうという姿勢は感じた。(29日に)もう1試合あるので、そこで結果を出して欲しい」とコメントした。

日本代表は30日に、22年W杯カタール大会のアジア2次予選モンゴル戦を控える。守備陣の柱として期待される22歳は「A代表に選んでいただいて森保さんからの信頼も感じている。自分のプレーで価値を証明し、周りに安心感を与えたい」と意気込みを語った。