大阪、兵庫、京都の３府県では１２日から緊急事態宣言が延長されました。
府県によって要請内容が異なるため、地域や施設によって休業や営業再開の対応が分かれています。
３府県に出されている３回目の緊急事態宣言は、今月１２日から３１日まで延長されます。
百貨店などの大型施設については、大阪では引き続き休業要請が出される一方、兵庫・京都では休業要請は土日のみに、平日は時短要請に緩和されます。
大阪・梅田の「阪急うめだ本店」では、食料品売り場に加えて１２日からは暑さ対策に必要だとして日傘や帽子といった婦人雑貨などの売り場を再開しました。
しかし、それ以外の多くのフロアは当面、休業となっています。
【京都水族館は営業再開】。
緊急事態宣言が１２日から延長され、京都府からの要請が一部変更されたことを受けて、京都市にある水族館は入館者数を制限したうえで営業を再開しました。
京都市下京区の「京都水族館」は、３回目の緊急事態宣言が出されてからこれまで休業してきましたが、府が収容人数の半分までとするよう要請を変更したことを受けて、１２日から入館者数を定員の半分にあたる最大１５００人に制限して営業を再開することになりました。
１８日ぶりの営業を迎え、１２日朝、開館前にはスタッフたちが念入りに水槽を磨くなどして準備にあたりました。
そして、午前１０時の開館を迎えると、すでに列を作っていた１０組ほどの家族連れたちが次々と入場し、元気に泳ぐオットセイの姿などを楽しんでいました。
４歳の娘と一緒に訪れた京都市の女性は、「コロナ禍で娘には何かと我慢をさせているので、少しでも楽しい時間をあげたいと思い、早起きしてきました」と話していました。
京都水族館の松本克彦 館長は、「感染拡大する中ですが、万全の対策をしていますので、生き物に触れて、癒やされていただきたいです」と話していました。
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