人出抑制へ閉店時間繰り上げ、客席半分 まん延防止適用３市の大型施設 新型コロナ・鹿児島 | 鹿児島のニュース - 南日本新聞

混雑を抑えるため座席を半分に減らした地下のフードコート＝２０日、鹿児島市中央町のアミュプラザ鹿児島

　鹿児島県で新型コロナウイルス「まん延防止等重点措置」が２０日適用され、鹿児島、霧島、姶良の３市の大規模集客施設で午後８時までの時短営業の要請期間が始まった。夜間も営業する大型店やゲームセンター、運動施設などは、人出抑制へ閉店時間を繰り上げた。

　時短は、不要不急の外出自粛の徹底を求める狙いで、床面積１０００平方メートルを超える施設が対象。生活必需品販売などは除き、映画館は午後９時まで。

　バッティングセンターやゴルフ練習場が入る鹿児島市のメテオスポーツプラザは、平日で午前０時までの営業を４時間短縮した。２０日は雨の影響もあり、午後６時ごろ、客は１０人ほどとひっそり。敷地内施設の馬場園貴志店長（４１）は「同じような店でも面積によっては営業している。顧客が流れないか心配だ」と声を落とした。

　姶良市のブックスミスミ加治木バイパス店は閉店を１時間早めた。小園裕次店長（４５）は「週末の売り上げに響くだろうが、感染が拡大しているので協力したい」と話した。

　県は、混雑を避けるよう入場者制限の徹底も求めている。既に閉店時間の前倒しを続けていた鹿児島市のアミュプラザ鹿児島は２０日の開店前、地下フードコートの座席を通常の約２００席から半分の１００席に減らした。

　複合施設の場合、姶良市のイオンタウン姶良のように、施設全体としては時短せず、各テナントの判断に任せる所もある。

　県遊技業協同組合は、加盟のパチンコ店に県の要請内容を通知した。

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