去年、遅霜による影響でナシやモモなど多くの果樹が被害を受けた福島市では、今、ナシの花が満開を迎えていて農家の人たちがことしこそは豊作をと受粉作業に励んでいます。
福島市笹木野の2代にわたる果樹農家、阿部良造さん(68)と妻の一子さん(67)は、1.2ヘクタールの畑で豊水や新高など5種類のナシを栽培しています。
去年は、遅霜の被害で実がつかず、収入は例年の半分以下に落ち込みました。
ことしも今月17日に遅霜による被害が懸念されましたが、霜から花を守る特殊な液体を事前に吹きつけて対策し、被害はありませんでした。
畑ではナシのかわいらしい白い花が今、満開を迎えていて、20日も朝から受粉作業が行われました。
ナシは、種類によって花の咲き具合が異なるということで、阿部さん夫婦はノズルの先に羽がついた特殊な器具を使って、1本1本、丁寧に花粉を吹きつけていきました。
受粉作業は400本のナシの木を対象に今週いっぱい行われる予定で、夫の良造さんは「ことしこそはという思いです」と話し、妻の一子さんは「去年は注文の半分以上でナシを届けられず、逆に励ましの言葉をいただきました。ことしは期待に応えてすべてお届けできるようにしたいです」と話していました。
からの記事と詳細 ( 去年の遅霜被害から挽回へ ナシの受粉作業進む 福島市|NHK 福島県のニュース - nhk.or.jp )
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