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Wednesday, February 19, 2020

TOPIX連動型なのに5ツ星?―低コスト寄与、アクティブ劣後も背景(モーニングスター) - Yahoo!ニュース

 国内株式パッシブファンドの相対的なパフォーマンスの優位性が目立っている。カテゴリー内での相対パフォーマンス(リスク調整後リターン)を5段階のランクで表すモーニングスターレーティングを見たところ、1月末時点でTOPIX連動型のETF(上場投資信託)である「TOPIX連動型上場投資信託」と「上場インデックスファンドTOPIX」が前月の4ツ星から5ツ星に上昇した。

 国内公募追加型株式投信(ETF含む)のうち、レーティングが付与されているTOPIX連動型ファンドは72本。うち4ツ星が37本と最も多く、次いで3ツ星が33本となっており、5ツ星は今回のETF2本のみだ。

 パッシブは指数への連動を目指すため運用自体に大きな差はないが、同じパッシブの中でもETFや確定拠出年金専用ファンドなどは信託報酬が一般向けファンドの平均より低いケースが多く、その分パフォーマンスに影響が出てくる。

 実際、TOPIX連動型で4ツ星を獲得した37本のうち、確定拠出年金専用ファンド、ファンドラップ専用、ETFが合計で28本を占めるのに対して、銀行・証券会社で一般的に購入可能なファンドは9本にとどまる。逆に3ツ星を獲得した33本の中では、一般向けファンドが22本と最も多い。

 高レーティングを獲得するパッシブが出てきていることは、コストのみならずパフォーマンス面で見てもパッシブが優れていることを示す。今回5ツ星を獲得した「TOPIX連動型上場投資信託」の過去10年間のシャープレシオは0.52、「国内大型ブレンド」内175本中で第15位と、多くのアクティブを上回っている。

 投資家にとっては低コストのパッシブを選ぶことにより、リスクを考慮したリターンで見ても中長期で良好な運用成績を享受できたことになる。一方、あくまでも市場平均並みの運用を行うパッシブが高いレーティングを獲得していることは、平均に比べてアクティブが苦戦していることの裏返しでもある。パフォーマンスでパッシブを上回る優れたアクティブが多く登場することが期待される。

坂本浩明

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