桐蔭学園は地域連携支援の一環として、あざみ野地域の「認知症の人にやさしい街プロジェクト」に参加している。9月26日に行われた成果イベントは、タウンニュースでも紹介された。
成果イベントでは、同地域の住民に実施したアンケート調査の結果を報告した。分析は、調査に回答した参加者の中から前期高齢者、その手前に当たる中高年50代、60代を抽出し、全国の同じ年齢世代と比較検討した。その結果、同地域の高齢者の健康や生きがいは、全国のそれよりもかなり高いことが明らかとなった。地域の元気度が示された形だ。
本調査ではある仮説も検証している。高齢者が将来のことを考え、人と会い、新しい経験をすることがアクティブな生き方につながるのではないかというものである。それが老いを遅らせることは十分考えられる。
一般的には、できるだけ認知症にならずに元気でいられるかが高齢者の健康イメージだ。人生100年時代の高齢者として、たとえフルタイムで仕事をしなくても、地域活動に参加したり、友達と旅行に行ったり、アウトドアなどの趣味を楽しんだりして、外に出て人に会い、これからしたいことを考えることはできるはずだ。中高年に合ったアクティブな過ごし方で、老いを遅らせ、健康で長く過ごせる可能性が高まるかもしれない。
あざみ野地域ではこのようなアクティブな生き方が、平均点では全国より高く認められた。
からの記事と詳細 ( コラム「学校と社会をつなぎ直す」【17】 高齢者のアクティブな生き方とは 桐蔭学園理事長 溝上慎一 | 青葉区 | タウンニュース - タウンニュース )
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