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Wednesday, August 30, 2023

来週7日に初のアクティブETFが上場 - iFOREX

これまで日本で上場されていたETFは全てパッシブETFと呼ばれる、指数との連動を目指すタイプのものだった。しかし来週7日にはアクティブETFという指数と連動しない新しいタイプのETFが、日本で初めて上場となる。

7日に2銘柄が上場

 資産運用法の分類として「アクティブ運用」と「パッシブ運用」の2つがある。アクティブとパッシブはそれぞれ「能動的」「受動的」という意味を持つ言葉であり、運用法の言葉も同様の意味を持つ。

 アクティブ運用とは、株式を初めさまざまな銘柄に能動的に投資をして、市場の平均である指数より高いパフォーマンスを目指す運用法のこと。それに対してパッシブ運用とは、できる限り指数に連動させて指数とほぼ同じパフォーマンスを目指す運用法のこと。

 アクティブ運用とパッシブ運用のどちらが良いかは常に議論の対象になるが、初心者が無理にアクティブ運用をするよりはパッシブ運用の方が良い結果になることも多いと言われる。

 そして現在日本に上場されているETFは、全てパッシブ運用を目的としたパッシブETFばかりだった。つまり日経225平均などの株価指数や、金や原油といった商品先物の動きに連動することを目的としている。

 それに対してアクティブETFと呼ばれる、指数等に連動することを目的としないETFは、最近まで日本では許可されていなかった。それが今年から解禁され、来週の9月7日についに日本初となるアクティブETF2銘柄が上場になる。

 2銘柄のうち1つは「NEXT FUNDS 日本成長株 アクティブ上場投信(銘柄コード:2083)」。もう1つは「NEXT FUNDS 日本高配当株 アクティブ上場投信(銘柄コード:2084)」になる。

 これらは既存のパッシブETFと違い指数に連動しないので、運用者のスキル次第で市場平均をかなり上回るパフォーマンスになることもありえるし、逆にかなり下回ることもありえる。

 ただし組入銘柄数は2083が60~80銘柄、2084が100銘柄程度とかなり幅広くなると発表されているので、極端に良いまたは悪いパフォーマンスになることは考えにくい。

 信託報酬率は、2083が年0.6875%、2084が年0.5225%と発表されている。信託報酬率が低いETFは年0.1%程度のものもあるので、この2つはやや高めだ。しかし0.5~0.6%はそれほど珍しい高さではない。

 アクティブETFはすでに解禁されており、来週に上場する2つの後にも新しい銘柄の上場が続くと思われる。新タイプのETFがどこまで成功するか注目される。

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