
投資信託を使った資産形成について「インデックスファンドでコストを抑えて積立投資をすることが一番効率が良い」という意見がある一方で、「アクティブファンドの運用力の魅力を無視するわけにはいかない」という意見もあります。そこで、過去10年のデータ(2021年3月末基準)を使って、日本株式で運用する全アクティブファンドの成績を調べました。日経平均株価に勝てるアクティブファンドは23.41%でしたが、最高の成績をあげたファンドのパフォーマンスは10年間で15.7倍にもなりました。同期間で約3.5倍の日経平均をはるかに超えた成績です。確かに、勝率ではインデックスファンドに分があるのですが、アクティブファンドだから実現できる高いパフォーマンスを無視できるでしょうか? 過去10年間の国内株式の運用環境は、いわゆるアベノミクスの追い風があり、「デフレからの脱却」と「富の拡大」をめざして、低金利環境を続け、かつ、株高を意識した政策が発動されるなど、株式投資には追い風の時代でした。結果として日経平均株価連動型ファンドの平均は10年間で3.47倍に値上がりしています。トータルリターンは運用コスト(信託報酬)控除後で年平均13.06%になった計算ですから、運用成績としては十分に納得のいく成績といえるでしょう。実際に、過去10年間の運用実績がある国内株式型アクティブファンド(レバレッジ型除く)は346本ありますが、10年(年率)13.06%という成績を超えたファンドは81本しかありませんでした。このような実績を前にすると、国内株式インデックスファンドの信託報酬は年0.154%(税込み)になる中で、年1%を超える信託報酬のファンドも少なくないアクティブファンドを選ぶ必要はないという声が出てくるのも当然です。
国内株式型アクティブファンドの運用成績は、平均で運用コスト控除後で10年(年率)11.53%でした。ただ、最高の成績を残したファンドは、同31.72%と日経平均株価をはるかに上回る成績をあげました。もちろん、もっとも成績の悪いアクティブファンドは、同0.18%と、日経平均株価が約3.5倍に値上がりする中で、ほぼ横ばいの成績でしかありませんでした。アクティブファンドは選び間違えると、せっかく株式投資の追い風が吹いている市場環境でも、その環境を活かせないことになってしまいます。
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