米 フィデリティ・インベストメンツは、中国当局から締め付けを受けるフィンテック企業 アント・グループの評価額を従来の半分の水準に下方修正した。他のグローバルファンドもアントの評価を引き下げている。
米当局への提出書類によれば、フィデリティはアントのインプライド・バリュエーションを2月末時点で約1440億ドル(約15兆7400億円)とし、昨年8月の2950億ドルから引き下げた。
中国の規制当局がフィンテック業界を徹底的に調査する中で、アントによる350億ドル規模の新規株式公開(IPO)が昨年11月に突然中止され、馬雲(ジャック・マー)氏傘下の同社のバリュエーションを巡る不安が広がった。
フィデリティによる現在の評価額は、同社が2018年にアントに投資した際の1500億ドルを下回る。ウォーバーグ・ピンカスも2000億-2500億ドルのレンジに評価を引き下げたと複数の関係者が明らかにした。フィデリティによる評価については、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が先に伝えた。
アントとフィデリティの担当者はコメントを控えた。
原題: Fidelity Slashes Ant Valuation After China’s Tech Crackdown (抜粋)
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