[3日 ロイター] - 米資産運用大手フィデリティ・インベストメンツが中国アリババ・グループ傘下の金融会社アント・グループの評価額を半分に引き下げたことが分かった。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が3日、規制当局への提出文書を引用して報じた。
WSJによると、フィデリティは2月末時点でアントを1440億ドルと評価。昨年8月末時点では2950億ドルと評価していた。
アントは、アリババ創業者の馬雲(ジャック・マー)氏が講演で中国の規制制度改革を求める発言をしたことを受け、昨年11月に上海と香港で予定していた新規株式公開(IPO)の延期を余儀なくされた。
その後、当局による締め付けが強まり、今月には金融持ち株会社への再編を指示された。アナリストの間では、同社の収益力や企業価値の低下につながるとの見方が出ていた。
フィデリティによる新たな評価額は2月末時点の報告で、金融持ち株会社への再編の影響は考慮されていない。
WSJがアントのIPO目論見書を基に報じたところによると、フィデリティは2018年に約2億3800万ドルをアントに投資しており、その際の評価額は1500億ドルだったという。
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