九州朝日放送
福岡県内でも来月から本格的に始まる高齢者への新型コロナウイルスのワクチン接種。 北九州市は２８日、予約に必要な接種券が、対象者のおよそ半数に、予約開始日までに届かないことを明らかにしました。 「接種券が自宅に届かない家庭には大変申し訳ない」。 北九州市は２６日、７５歳以上の１６万３０００人に接種券を発送しました。 ２８日までにすべての対象者に届けられる想定で、３０日から接種の予約を始めることにしていました。 ところが、対象者の半分、およそ８万３００人分の接種券が、予約開始の３０日午前９時に届かない事態となりました。 今回使ったのが、「郵便区内特別郵便」。大量の郵便物を発送するときに利用すると、送料が割安になります。 その分、郵便局の裁量で、配達日が通常よりも３日程度遅くなることがあります。北九州市は、この条件を認識しておらず、２７日夜、郵便局からの連絡で判明しました。 北九州市では、来月２０日までおよそ５万２０００人分の予約が可能で、予定通り３０日から受け付けを始めます。ただし、初日の予約枠を全体の半分にしたうえで、残りを来月１日以降に受け付けます。
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